いずれも時価100円の株式A〜Dのうち、一つの株式に投資したい。経済の成長を高、中、低の三つに区分したときのそれぞれの株式の予想値上がり幅は、表のとおりである。マクシミン原理に従うとき、どの株式に投資することになるか。
          
                           単位 円
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 │  経済の成長│ 高 │ 中 │ 低 │
 │株式     │   │   │   │
 ├───────┼───┼───┼───┤
 │   A   │ 20│ 10│ 15│
 ├───────┼───┼───┼───┤
 │   B   │ 25│  5│ 20│
 ├───────┼───┼───┼───┤
 │   C   │ 30│ 20│  5│
 ├───────┼───┼───┼───┤
 │   D   │ 40│ 10│−10│
 └───────┴───┴───┴───┘
ア A イ B ウ C エ D
ア
マクシミン原理は、最悪の場合を想定し、その中でも最も利得が大きくなるものを選択することである。
      
          それぞれの株の最悪の場合の利得は以下のとおりである。
          株式A: 10円
          株式B: 5円
          株式C: 5円
          株式D: -10円
      
          従って、株式Aに投資することになる。
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