組合せ回路及び順序回路の簡単化、最適化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
@ 加法標準形の組合せ回路において、AND素子の入力数を減らしても、回路の遅延時間を小さくすることはできない。
A 加法標準形の組合せ回路において、NOT素子の数を減らしても、回路の規模を小さくすることはできない。
B 組合せ回路において、ドントケア出力がどのような値を取るものとして回路を設計しても、回路の規模を小さくすることはできない。
C 同期式順序回路において状態数が少なければ、状態レジスタを構成するフリップフロップの数が少なくなり、また、次状態や出力を生成する組合せ回路の段数が少なくなって、回路全体の規模が小さくなる。
D 同期式順序回路の状態の数を少なくする方法は、回路の状態遷移を表すミーリーグラフにおいて、すべての入力値に対して同じ出力値であるが異なる次状態を生成する状態同士の統合を繰り返すことである。
C
加法標準形は、真理値表で1になる行を積 (AND) で表現し、該当する行のすべてを和 (OR) で表した論理式の形式のことである。
@ AND素子の入力数を減らすと、変数を減らすことになり、回路の遅延時間は小さくなる。
A NOT素子の数を減らすと、回路の遅延時間は小さくなる。
B ドントケア出力を考慮して適切に設計すれば、回路規模を小さくすることができる。なお、ドントケア出力は、入力があり得ない、または出力がどちらでもよい状態のことである。
C 正しい。
D 同期式順序回路の状態数を少なくする方法は、状態遷移図において、すべての入力値に対し同じ出力値を持ち、かつ次状態も互いに等価である状態同士を特定し、それらの統合を繰り返すことである。
なお、ミーリーグラフは、状態遷移図のことである。
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