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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和2年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

Ⅲ-18

ディペンダビリティの説明として、最も適切なものはどれか。

① ソフトウェアやITシステムには物理的な経年劣化といった現象はないので、短期的に使用する状況でディベンダビリティが問題となる。

② ディペンダビリティとは、品質ではなく機能に関わる概念ととらえることができる。

③ ディペンダビリティとは、製品やシステムを使用している時間の経過や使用状況の変化の中での機能という意味合いで使われることもある。

④ ディペンダビリティとは、使用品質における利用者の信頼を反映するものである。

⑤ ディペンダビリティは、Availability、Reliability、Maintainabilityを含む包括的な概念で、定量的な意味での総称として用いられる。


正解


解説

① ソフトウェアやITシステムを長期的に使用する状況でディベンダビリティが問題となる。

② ディペンダビリティは、品質に関わる概念である。

③ ディペンダビリティは、品質に関わる概念であり、機能という意味合いでは使われることはない。

④ 正しい。ディペンダビリティ (総合信頼性) は、JIS Z 8115:2000 で以下のように定義されている。
アベイラビリティ性能及びこれに影響を与える要因、すなわち信頼性性能、保全性性能及び保全支援能力を記述するために用いられる包括的な用語

⑤ ディペンダビリティは、Availability (可用性)、Reliability (信頼性)、Maintainability (保守性) を含む包括的な概念で、定性的な意味での総称として用いられる。

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