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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成30年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

Ⅲ-32

無線LANのセキュリティに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

① PSKは、鍵を自動交換するプロトコルである。

② SSIDは、通信を行うユーザの認証に使われる。

③ TKIPでは、暗号化アルゴリズムとしてRC4を用いる。

④ WPAの暗号化方式は、CCMP (AES) のみが採用されている。

⑤ WPA2は、IEEE 802.1X 認証を必要とする。


正解


解説

① PSK (Pre-Shared Key) は、通信内容を暗号化する際に、事前に共有しておく暗号鍵のことである。

② SSID (Service Set Identifier) は、無線LANのアクセスポイントの識別名のことである。

③ 正しい。

④ TKIP (Temporal Key Integrity Protocol) も、無線LANの暗号化方式の一つである。

⑤ WPA2 (Wi-Fi Protected Access 2) は、Wi-Fiアライアンスが認定した無線LANの暗号化方式の規格であり、AES暗号に対応している。
なお、IEEE802.1X認証は、内部ネットワークへの侵入を防ぐための認証である。RADIUSサーバなどが利用される。

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