ソフトウェア開発において、次のようなレビューを行うことにした。このレビュー手法の名称として最もふさわしいものはどれか。
対象である成果物を通常3~6人でレビューする。 参加者には記録係などの役割が与えられ、モデレータが全体をコーディネートする。チェックリスト等を用いて欠陥を確認し、結果を記録に残す。その結果を分析することで、開発プロセスの改善を目指す。
① インスぺクション
② ウォークスルー
③ パスアラウンド
④ ピアレビュー
⑤ ラウンドロビンレビュー
①
① 正しい。インスペクションは、事前に役割を決められた参加者が事前に定められた手順に従って、責任のある第三者が確認、評価するレビュー技法であり、役割は以下の5つである。
オーナー:作業成果物の作成者
モデレータ:インスペクションの全体統括者
インスペクター:対象作業成果物の問題検出者
プレゼンター:ミーティングでの参加者への資料説明者
スクライブ:ミーティングでの記録者
② ウォークスルーは、システム開発メンバーが集まり、プログラムの仕様やプログラム全体に誤りがないかなどを確認するレビュー技法である。
③ パスアラウンドは、対象となる作業成果物を電子メールなどで複数のレビューアに配布・回覧して、フィードバックを求めるレビュー技法である。
④ ピアレビューは、対象である成果物をチームのメンバーなどがレビューすることであり、レビューの総称である。
⑤ ラウンドロビンレビューは、レビュー参加者が司会、説明、発言などを持ち回りで行うレビュー技法である。
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