IPv6に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
① IPアドレスは、64ビット長である。
② IPv4と同様に、プライベートアドレスとして使用できるアドレス空間があるため、同一のアドレスが存在する。
③ アドレスは16進数4桁ごと「:」で区切って表記するが、4桁が 0000 であれば、「::236F:::・・」のように、すべて「::」と略することができる。
④ すべての機器のMTU (Maximum Transmission Unit) は512バイト以上でなければならない。
⑤ 通信経路にあるルータや端末等の最小MTUを用いて通信を行うため、通信途中でのパケット分割は行われない。
⑤
① IPv6は128ビット長であり、IPv4は32ビット長である。
② 同一のアドレスは存在しない。
③ アドレスは16進数4桁ごと、すなわち2バイトずつ「:」で区切り
1111:0000:0000:0000:2222:3333:0000:0000 のように表記する。
4桁の 0000 が2回以上続く場合は、「::」として、1回だけ 0 を省略できる。上記例では
1111::2222:3333:0000:0000 もしくは
1111:0000:0000:0000:2222:3333:: である。
(1111::2222:3333:: では、どの部分をどれだけ省略したか分からない。)
④ MTU (Maximum Transmission Unit = 最大伝送単位) は1回のデータ転送で送信できるデータの最大値のことである。IPv6にはMTUの下限があり、1,280 バイト以上でなければならない。
⑤ 正しい。
Ⅲ-12 | 目次 | Ⅲ-14 |